伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内の「みはらしいちご園」で、今季のイチゴ狩りが始まった。家族連れらが訪れ、赤い大きな実を味わっている。
農家4軒でつくる羽広いちご生産組合が栽培。50分間の食べ放題はハウス17棟で行い、紅ほっぺ、章姫、女峰の3種を収穫できる。昨夏の苗作りで猛暑の影響が心配されたが、順調に育ったという。
家族や親戚らと訪れた神奈川県の小学2年生、田中陽菜(ひな)さん(8)は「何も付けなくても甘い。果物の中で一番好き」とおいしそうにイチゴを口に運んでいた。
生産資材や燃料の価格高騰で厳しい状況は続くが、入園料は値上げした昨年と同じに据え置いた。1月は小学生以上2100円で、期間ごとに異なる。太田雅士組合長(44)は「(新型コロナが)5類に移行して初めての年明け。家族皆さんでそろっておいしいイチゴを食べに来ていただけると、私たち生産者もうれしい」と話していた。
5月31日までで、予約制。予約や問い合わせは同園(電話0265・74・7430)へ。