根羽村の複合観光施設「ネバーランド」で女の子の健やかな成長や家内安全を願い、つるしびな約2千体が飾られている。親子の人形や手まりなどをかたどった作品が施設内の通路を彩る。会場では能登半島地震被災地への義援金も募っている。スタッフは「つるしびなへの願いに加え、被災地への思いも寄せてほしい」と願っている。
つるしびなの展示は閑散期の来客につなげようと2012年から開始。能登半島地震を受けてマネジャー菊地暁さん(42)が「人ごとでない。施設としてできることをしよう」と思い立ち、急きょつるしびな展示の動線上に募金箱を設けた。
展示は4月7日まで。集まった義援金は日本赤十字社県支部(長野市)を通して被災地に送る。菊地さんは「避難している子どもも多くいると聞く。少しでも応援したい」と話している。開館時間は午前10時~午後5時。入館無料。