飯田市龍江の天竜川左岸約2キロにヤエザクラが並ぶ「天龍峡八重桜街道」で、2月10日までイルミネーションが点灯している。今年は約300メートル延ばし、計約800メートルにわたる。住民が持ち寄った発光ダイオード(LED)を使って80本ほどの木々を彩っている。
桜、新緑、紅葉と季節ごとの魅力が多い街道で冬にも話題をつくろうと、住民らでつくる愛護会が中心となって2022年に始めた。家族と訪れた同市龍江小学校5年田中暖(のん)さん(11)は「青やピンクの光がきれいで、星の飾り付けなどのアレンジもすてき」と話した。
愛護会の一ノ瀬孝司(こうし)会長(74)は「地域の誇りを大切に思い、多くの人や団体がライトを寄せてくれた。ぜひ見てほしい」と話している。点灯時間は午後6~8時。問い合わせは龍江自治振興センター(電話0265・27・3004)へ。