伊那市高遠町の鉾持(ほこじ)神社一帯で11日、400年以上続くとされる恒例の「高遠だるま市」が開かれた。家内安全、商売繁盛などを願って、大勢の人がだるまを買い求めた=写真。
参道両脇にだるまを売る露店が並び、店員の威勢の良い声が響いた。手のひらサイズから高さ50センチ余の大きなものまで、さまざまなだるまが店頭にずらり。店員が購入者に「いいことがありますように」とだるまを手渡した。
長男、次男と妻の4人で訪れた同市の公務員志知貴文さん(40)は「とにかく健康で、子どもに事故、病気がないようお願いしたい」と笑顔だった。