宮下家住宅に飾られている土びな

宮下家住宅に飾られている土びな

長野県 伊那路 祭り・催し

ひな人形や桃太郎、花魁...ぬくもりの土びなずらり、阿南町和合 三州街道通り伝わる

信濃毎日新聞(2024年2月20日)

 江戸時代中期に建てられた阿南町和合の県宝「宮下家住宅」で19日、土びなの展示が始まった。幕末から昭和20年代にかけて三河、美濃地方で作られ、和合では子どもが生まれたときに贈られてきた。現在の当主の宮下金善さん(70)と妻澄子さん(69)は「和合の文化を知ってほしい」としている。3月10日まで。

 ひな人形や桃太郎、花魁(おいらん)などの計36体が並ぶ。型に粘土を詰めて作られ、温かみのある色合いや素朴さが特長。土びなの調査を続ける澄子さんによると、土びなは三州街道(現在の国道153号)を通って和合に伝わったが、同じ街道沿いの阿智村では確認されていないという。

 午前9時~午後3時に見学できる。見学前に住宅隣の宮下さん宅へ声をかける。3月4日午前には和合で作られた洋菓子や抹茶を楽しむ催しもある。予約は宮下さん(電話0260・31・0007)へ。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024021900597
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