新衣装でポーズを決めるカッセイカマン

新衣装でポーズを決めるカッセイカマン

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「衣装がピカピカ」 応募144件から決めた新コスチューム披露 誕生20周年、下條村のヒーロー「カッセイカマン」

信濃毎日新聞(2024年2月25日)

 下條村のご当地ヒーロー「地域戦隊カッセイカマン」の新しいコスチュームが完成し、24日、村営温泉施設コスモスの湯の駐車場で披露された。これまで服の部分は市販のパーティーグッズだったが、誕生20周年を記念して昨年夏に有志が衣装のデザインを公募。生まれ変わったヒーローに、子どもら約100人が熱い声援を送った。

 カッセイカマンは2003年に村商工会の発案で生まれ、村の特産などにちなんだ「ダイコンレッド」「オオグテブルー」「コスモスピンク」の3人で構成。衣装の新調に向け、当初から活動を支える村職員の斎藤充さん(48)が仮面ライダーなどの衣装を手がけるレインボー造型企画(東京)に打診したところ、担当者がカッセイカマンを知っており快諾を得た。

 144件の応募があり、多かった意見を参考にデザインを決定。県の地域発元気づくり支援金を活用した。マスクを新調し、従来は3人とも白色だったブーツも3色に。ベルトのバックルには、村名の由来となった下條氏の家紋をあしらった。胸にデザインされた村章は継続を望む声が多かったため維持した。

 3人は、この日も住民らの声援を受けながら、悪の組織「フキョーダ」の4人を次々と倒した。カッセイカマンのファンという阿南町富草小学校3年の金田心温(こはる)さん(9)は「衣装がピカピカでかっこ良くなっていた」と笑顔。斎藤さんは「20年続けてきたかいがあった。今後もいろんなイベントに出たい」と話した。

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