民間気象会社のウェザーニューズ(千葉市)は6日、タカトオコヒガンザクラで知られる桜の名所、伊那市高遠城址(じょうし)公園の今春の開花予想日を3月30日と発表した。記録が残る1983(昭和58)年以降で最も早く開花した昨春の3月25日よりは遅いが、過去10年平均の4月2日より早まる見通しだ。
同社は1月から全国の桜の名所について開花予想日を発表しており、今年5回目。同公園での満開は4月5日と予想した。広報担当者は「3月上旬には寒の戻りがあったが、中旬以降は高めの気温が予想され、つぼみの成長が順調に進む」とみている。
市は同公園で開花宣言翌日から散り終わりまで「さくら祭り」を計画。期間中の入園料は高校生以上600円、小中学生300円。市民は無料。