24日に伊那市で開かれる「春の高校伊那駅伝」を前に市や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会は8日、市役所の吹き抜けに応援旗を飾った。市内の保育園や小中学校、高齢者施設など71団体が計約220枚を作成。ずらりとつり下げられ、来庁した市民らが楽しげに眺めている。
市民に大会を身近に感じてもらおうと続けている「1校1チーム応援運動」の一環。旗には「ラストスパート 自分にまけずがんばれ」といった応援メッセージと、選手や金メダルの絵などが描かれている。18日まで飾り、大会当日は発着地点の市陸上競技場に掲げる。
同市横山の農業中村直人さん(75)は頭上に並ぶ応援旗を見て「すごいね」。全国の強豪が集まるようになった大会の歴史に思いをはせ、「たくさん旗を作った子どもたちの中からまた、走るのが好きな子が出てくるんじゃないかな。楽しみだね」と話した。
今大会で男子は県外招待15校を含む134チーム、女子は同8校を含む57チームが出場を予定している。