北陸新幹線(長野経由)敦賀延伸開業まで、あと3日。2015年3月の金沢延伸以来となるルート拡大を契機とする観光誘客の新たなキーワードに「そば」が浮上した。長野県は、福井県と連携して「信州そば」と「越前そば」を東京都内でアピールする。両県の名物を一緒に発信することで相乗効果を生み、お客を呼び込む狙いだ。
越前そばは、福井の在来種のソバを使ったおろしそば。信州そばと同様に、福井でも地元を挙げてアピールしているという。両県は18日(午後1~9時)と20~24日(午前8時~午後9時)に、JR東京駅八重洲中央口外の「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」に出展。それぞれのそばの特徴をパネルで紹介するほか、そば打ちの場面などを収録した動画も映し出す。
19日には報道機関向けのイベント「越前そばVS信州そば」も開催。打ち立てのそばを食べ比べる。
長野県観光誘客課は「延伸により北陸地方に目が向きがちになる」と指摘。信州は北陸までの「通過点」になりかねない状況だが、福井とのコラボレーションで「長野県にもあらためて目を向けてもらう取り組みにしたい」と強調した。