信州とうみ観光協会は31日、東御市と群馬県嬬恋村にまたがる湯の丸高原の山開きをした。雨のため湯の丸高原ホテルで安全祈願式を行い、花岡利夫市長や熊川栄村長ら約70人が出席。夏山シーズンのにぎわいや安全を祈った。
観光協会の北沢達(とおる)会長(67)は、2023年1~12月は約50万2千人が訪れ、22年比119%だったとし「スキー離れなどを心配していたが、年明けの積雪など天候にも恵まれたおかげで来訪者が増えた」とあいさつ。式終了後の取材に「東御市が進めるワイン、スポーツツーリズムと連携し、湯の丸がにぎわうよう取り組んでいきたい」と話した。
協会によると、国天然記念物のレンゲツツジは地蔵峠で咲き始め、湯の丸スキー場第1ゲレンデ上部のつつじ平での見頃は6月20日ごろの見通し。7~30日に「つつじ祭」を開き、夏山リフトを運行する。16日は市発足20周年記念事業の一環で、地元産野菜の無料配布やステージパフォーマンスなどを予定している。