長野市の善光寺御開帳は31日、約2カ月間の会期に幕を閉じる。期間後半は好天に恵まれ、30日も夜遅くまで、回向(えこう)柱に触れようと参拝者らが長い列をつくった。善光寺御開帳奉賛会(事務局・長野商工会議所)によると、参拝者数700万人の目標は達成できる見通しという。
真夏日となったこの日も、日中の善光寺周辺は県外ナンバーで混雑。本堂内陣参拝、戒壇巡りはそれぞれ最長120と150分、回向柱参拝も同75分待ちとなった。夜は一転して軽装、子連れの地元の人が目立ち、ライトアップした回向柱に大勢が並んだ。
31日は午前10時から本堂で結願(けちがん)大法要を行い、午後5時からの夕座法要で前立(まえだち)本尊の厨子(ずし)の扉が閉じる。