長野県下高井郡山ノ内町の志賀高原観光協会は13日、第20回新緑祭を志賀高原一帯で開いた。県内外の約70人が木漏れ日が降り注ぐ遊歩道をトレッキングした。「山ガール」のファッションを審査するミニコンテストもあった。
トレッキングは池めぐり、自然探勝、志賀山登山の3コース。約10キロの池めぐりコースの参加者は、四十八池でクロサンショウウオの白い卵を観察。遊歩道の眼下に真っ青な大沼池が見えると、参加者は「すごい」「きれい」と歓声を上げて記念撮影をしていた。
同コースのガイドの1人和田弥生さん(25)=中野市=は木々の手触りや香りを紹介。渋池では、水草が集まってできた浮島について「風が強い日には動くんですよ」と案内していた。
トレッキング後、参加女性約30人からおしゃれな山ガール1人を選ぶミニコンテストを実施。審査員のミス志賀高原3人が、愛知県安城市の団体職員堀江瑠奈さん(31)を選び、賞品のトレッキングウエア一式を贈った。
堀江さんは「自分が選ばれるとは思っていなかったのでびっくり。トレッキングでは大沼池を上から眺めた時と、目の前で見た時に色合いが違っていて感動した」と話した。