北陸新幹線(長野経由)飯山駅1階に飯山市が設置した観光交流センターに、かまくら形のバルーンが置かれ、駅利用者の注目を集めている。県内有数の豪雪地帯の同市では、毎年冬に「かまくら祭り」など雪にまつわる催しがいくつも開かれる。バルーンを設置した市は「冬に再訪してもらうきっかけになればいい」としている。
バルーンは「実物大」を意識しており、高さ2・4メートル、幅2・6メートル。周囲には本物のかまくらが並んだ写真パネルや、「冷烈歓迎」などと記された看板がある。バルーン内には休憩用の椅子や市を紹介する冊子を置いた。駅を訪れた人は不思議そうに眺めたり、記念撮影したり。
市によると、富山県にある旅行会社が飯山駅周辺を巡る日帰りツアーを行っており、北陸圏の観光客へのPRのためにバルーンを置いた。バルーンを発案した月岡寿男副市長は市内外の催しに持参し、地域のPRにつなげたいとしている。