北陸新幹線(長野経由)が1997年に長野新幹線として開業した当初から、「あさま」として毎日運行してきたE2系車両について、JR東日本は25日から運行回数を減らし、来年3月26日のダイヤ改正以降は臨時列車として使うことを決めた。18年余にわたって長野―東京間の定期運行を支えてきたE2系。ダイヤ改正後、北陸新幹線の定期列車はJR東日本のE7系、JR西日本のW7系だけとなる。
同社長野支社によると、現在あるE2系は4編成(1編成は8両)で、東京―長野間で毎日上下各5本を運行している。25日以降は、年末年始などの繁忙時を中心に座席数の多いE7系車両に切り替え、E2系は毎日運行ではなくなる。
ただ、同支社はE7系の運行状況によっては「定期列車として運行する可能性は残っている」とも話している。
E2系の定員は8両編成で630人。高崎―軽井沢間の急勾配に対応し、300キロワットの高出力モーターと周波数変換器を搭載している。