中野市中央の中野陣屋・県庁記念館で6日、「北陸新幹線沿線百名山写真展」が始まった=写真。昨年3月、北陸新幹線(長野経由)が金沢まで延伸開業したのを記念し、沿線の山々を中心に、その周辺の植物や集落、峡谷などを撮影した作品29点が並ぶ。
長野市上松の自然写真家栗田貞多男さん(69)と、中野市三好町の開業医市川董一郎さん(69)が主催。栗田さん、市川さんらは昨年、北陸新幹線沿線の100の名山を紹介する本「北陸新幹線沿線百名山」を信濃毎日新聞社から出版した。会場には、掲載した写真を中心に並べている。
飯綱町の丹霞郷(たんかきょう)から北信五岳を撮影した写真は、画面の手前に桃の花を大胆に配置。軽飛行機で上空から撮った北アルプス槍・穂高連峰が連なる雄大な写真も目を引く。
栗田さんは「写真を見てもらい、北陸新幹線沿線の山を訪ねるきっかけになればいい」。無料。18日までの午前10時〜午後6時(最終日は午後4時まで)。12日休み。