上高井郡高山村の「一茶ゆかりの里一茶館」は7日、江戸時代の俳人小林一茶(1763〜1827年)に親しむイベント「第10回一茶ゆかりの里フェスタ」を同館で開いた。同村や同郡小布施町、須坂市を拠点に活動する音楽グループ5団体によるミニコンサートでは、一茶にちなんだ演奏などがあり、約100人が楽しんだ。
同村在住などの30〜70代でつくる「童謡唱歌の会」はメンバー19人が参加。一茶について歌った童謡「一茶さん」のほか、「雪の降る街を」「ペチカ」などを披露した。参加者も一緒に口ずさんだ。このほか、オカリナとクラシックギターの演奏などがあった。
友人と訪れた長野市川中島町御厨の主婦大沢三枝子さん(69)は「懐かしい歌が多く、一緒に歌うこともできて楽しかった」と話していた。
この日は一茶館の入館を無料にし、展示を楽しめるようにしたほか、地元の郷土料理「ひんのべ汁」の振る舞いもあった。