上田市の海野町商店街振興組合が、地元ゆかりの戦国武将・真田信繁(幸村)や戦国時代をテーマにした大型の「だまし絵」や立体的に見える絵12点を、同商店街の空き店舗前などに展示している=写真。
同組合が進める美術作品を通した街づくりの一環で、「戦国絵巻街道in海野町」と題し、観光客らの記念撮影スポットにしようと企画した。原画は一般募集し、市内の高校生や市民から寄せられた12点全てを採用した。作品はテント生地の大型シートに印刷しており、大きいもので横3メートル、縦2・1メートル。
だまし絵は、信繁が手にしたやりや武将が放った矢が飛び出しているように見え、迫力満点。信繁の乗った白馬がスマートフォンの画面から駆けだしてくるように見える作品もあり、同組合の塚田昭彦理事長(71)は「地元の人や観光客に楽しんでほしい」と話している。