長野市若穂保科の「サルスベリの丘」が見頃を迎え、赤やピンクの色鮮やかな花が山あいを染めている。
近くの植木職人入井一人さん(67)が15年ほど前から植え始め、手作りの遊具なども整備。毎年木を増やし、今年は昨年より100本ほど多い約1300本という。今年は例年並みの8月初旬に麓から開花が始まり、数日前に咲きそろった。来月中旬までは楽しめるという。
来場者は見晴らし台から花を撮影したり、ブランコやシーソーで遊んだり。友人ら3人と訪れた地元の西沢光善さん(65)は見晴らし台からの景色に、「里の風景と色鮮やかな花々とが相まって何とも言えない絶景。満開の花は遠くからでもはっきり見えるほど」と話していた。