かまくらの中で鍋料理を楽しむ飯山市の冬の風物詩「レストランかまくら村」が25日から市外様(とざま)地区で開かれる。地元有志でつくる「かまくら応援隊」は、かまくら造りに取り組み始めた。近年、レストランの予約は増えており、隊員はより多くの来場に期待を込め、汗を流している。
8日は会場となる同地区の「かまくらの里」に隊員十数人が集まった。室内の空間となる大きな風船を置き、除雪機で雪を飛ばし、踏み固めて完成させた。25日までに20基余を造る予定だ。
隊長の平井勝美さん(74)は「お客さんの感動する姿を励みに作業している」と話す。8日夜から9日にかけて飯山地方は大雪との予報があり「多くの雪でお客さんを迎えたい」と降雪に期待する。
かまくら村では2月28日まで、地元産のキノコや特産のみゆきポークを使ったみそ味の「のろし鍋」などを提供する。問い合わせは信州いいやま観光局(電話0269・62・3133)へ。