東御市の旧北国街道海野宿で24日まで、街道沿いの民家などがそれぞれひな飾りを展示する催し「海野宿ひな祭り」が開かれている。海野宿のにぎわいにつなげようと、NPO法人「海野宿トラスト」と、地元住民らでつくる実行委員会が主催。45軒が参加、江戸時代から現代までのひな飾りが街道を彩っている=写真。
海野宿は伝統的な木造建造物が数多く残っており、情緒ある町並みが魅力。9日も観光客らがひな飾りの顔つきの違いを見比べながら、町の雰囲気を楽しんでいた。
実行委によると、今年は白鳥神社の拝殿や玩具展示館に初めてまとまった数のひな飾りを展示した。実行委員長の関央幸(ひさゆき)さん(63)は「昔ながらの情景の中に入り込み、散策を楽しんでもらえれば」と話している。
期間中は毎週土曜日午後6〜8時、街道沿いで約60個のあんどんを点灯。最終日の24日午前10時〜午後4時は、甘酒の販売やクラフトマーケットなどの催しがある。