社長お勧めの「贅沢(ぜいたく)旅」をどうぞ―。しなの鉄道(上田市)は、冊子「軽井沢リゾートラインで行くしなの鉄道贅沢旅」を発行、沿線の主要駅などで配布を始めた。しなの鉄道線(軽井沢―篠ノ井)と北しなの線(長野―妙高高原)沿線のグルメや宿泊施設、名所などを掲載している。
今月退任する玉木淳社長(48)が在任3年間に通った名店も紹介。「地元の人以上に地元通になった」と自負する社長が推す沿線の魅力を紹介している。
A4判31ページ。表紙裏には東信のシンボルでもある浅間山の山ろくを観光列車「ろくもん」が駆ける写真を使い、序文では北しなの線を含む全区間の標高差が600メートルと大きく、花や野菜、果物などの旬が長く続く―と紹介した。
商業施設やミニ遊園地を整備した軽井沢駅や老舗ホテルが多い軽井沢、チーズなど乳製品が人気のイタリアンやフレンチの名店が点在する東御―などエリアごとに取り上げた。上田駅近くにあるとんかつ店は玉木社長のお気に入りの一店だ。「そばの贅をたぐる」「ワインの贅を味わう」などとテーマごとの特集もある。
同社は「軽井沢に集う多くの観光客にしなの鉄道沿線に足を延ばしてもらうことを意識した」と説明。問い合わせはしなの鉄道(電話0268・21・4700)へ。