信州いいやま観光局(飯山市)は13日、電動アシスト機能付きの自転車のレンタルを本格的に開始する。試験導入した1台に加え、新たに9台を追加。新幹線飯山駅を拠点に信越エリアの広域で推進している、自転車を使った観光周遊「サイクルツーリズム」の強化を図るという。
自転車は信越9市町村広域観光連携会議が県の補助金を活用してリース契約。12日、運用拠点になる飯山駅構内の信越自然郷アクティビティセンターに引き渡した。引き渡し式のあいさつで飯山市経済部の出沢俊明部長は「電動アシストで坂道も安心。自然を満喫しながらサイクリングを楽しんでほしい」と述べた。
レンタルはクロスバイクとマウンテンバイクの2種類。3段階のアシスト機能で坂道なども簡単に進め、体力に自信のない人でも高原地帯へのサイクリングを楽しめる。センターの浅野慧さん(37)は「付近には斑尾や志賀など自然豊かな高原がたくさんある。観光地周遊にぜひ活用してほしい」と話していた。
料金はクロスバイクが半日1500円(1日2500円)で、マウンテンバイクが同3千円(同4千円)。予約・問い合わせはセンター(電話0269・62・7001)へ。