上田市武石余里(たけしより)でハナモモが見頃を迎えた。余里川沿い約4キロの農道や民家の敷地などに計約2千本が植えられており、赤やピンクの花が鮮やかに咲き誇っている。
余里自治会の全56世帯でつくる「花咲(はなさか)じいさんクラブ」が植樹や手入れを担い、「一里花桃の里」の名称でPR。今年からは有料駐車場を設けたり、写真コンテストを開催したりと新たな取り組みを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、見送った。今年は例年通り、見頃が大型連休と重なっただけに、同クラブ会長の北沢賢二さん(65)は「とても悔しいが仕方ない。来年お会いしましょう」。
開催予定だった「第1回信州武石余里一里花桃の里写真コンテスト」は来年に延期。今年撮影した写真も応募可能とする。