長野市の飯綱高原にある大谷地(おおやち)湿原で、ニリンソウの花が見頃を迎えている=写真。昨年10月の台風19号で倒木があり、歩道は湿原を周遊することはできないが、湿原北側の群生地付近までは行くことができ、かれんな花が散策する人の目を楽しませている。
湿原は約5ヘクタールで、本来は20分ほどで周遊できる。地元の飯綱高原観光協会によると、春から初夏の湿原ではミズバショウからリュウキンカ、ニリンソウへと「楽しめる草花が移り変わっていく」のが魅力。小鳥がさえずる中、「森林浴をしながらゆっくり歩いてほしい」と話していた。
ニリンソウの花は5月中は楽しめそうだという。