ながの農協須坂共選所(須坂市)で30日、露地栽培のブドウの出荷が始まった。須坂市と上高井郡高山村で育った「巨峰」「ナガノパープル」が次々と運び込まれ、全国の卸売市場に発送された=写真。
今年は長梅雨の影響で色付きが遅れ気味だったが、粒は大きめという。農協の担当者が、実の色付きや傷の有無などで3段階に選別していった。
9月上旬には主力の「シャインマスカット」も加わり、昨年より多い計5千トンの出荷を見込む。同農協ぶどう部会長の神田文雄さん(69)は「今年ほどカッパを着て作業した年はなかった。苦労が報われるといいね」。