イナゴやハチの子の粉末を入れた菓子を、松本大(松本市)と安曇野市の食品会社2社が開発した。世界的な食糧問題もあって信州伝統の昆虫食に着目。「イナゴおかき」「はちの子パイまんじゅう」を18日、長野道みどり湖パーキングエリア(PA)など県内を中心にサービスエリア・PA15カ所で発売する。
同大健康栄養学科の矢内和博准教授の研究室が監修し、あづみ野食品、B&A工房安曇野が製造、販売で連携。「はちの子入ってる!!」「なんでイナゴ入れたん!?」と驚く表情のイラストを入れたパッケージもあり、楽しい。
15日、同大で商品を発表した矢内准教授は、イナゴやハチの子にはタンパク質やビタミンB2、葉酸が含まれているとし、「昆虫食は観光資源。菓子を『入門編』として広めたい」。ゼミ生の柴大智さん(22)は「おいしいのでまずはお菓子から食べてみて、栄養価なども知ってもらえたら」と話していた。
おかきは40グラム入り税別370円、まんじゅうは4個入り同481円。問い合わせはあづみ野食品(電話0263・71・2600)へ。