飯山市の冬の風物詩「いいやま雪まつり」が13日、飯山市街地を会場に2日間の日程で始まった。5会場には、新型コロナウイルスに打ち勝つように―との願いを込めて地元住民が造った妖怪「アマビエ」の雪像が並んだ。今年は新型コロナの影響で内容を変更。メイン会場を設けず、市内の飲食店を紹介するマップを作り、市街地の各雪像会場を巡ってもらう分散型にした。
今年の雪像はアマビエがモチーフ。各雪像会場では親子連れなどが写真撮影を楽しんでいた。初めて雪まつりを見に来た原山あきよさん(52)=長野市=は「どの雪像も細部まできれいに仕上げられていて、すごい」と話した。
金山区の住民有志でつくる「金山雪像部」は今年、初めて雪像造りに参加。高さ5メートルほどのアマビエを制作した。チームのリーダー渡辺一雄さん(47)は、アマビエの胴体にあるウロコの部分を来場者に褒められたといい、「苦労して造ったかいがあった」と話していた。
雪まつりは14日も開催。各雪像を巡るウオークラリーやフォトコンテストなどがある。