タープを張るためのロープの結び方を指導する末次さん(左)。支柱は山で拾った枝を使った

タープを張るためのロープの結び方を指導する末次さん(左)。支柱は山で拾った枝を使った

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拾った枝でタープ張り挑戦 山形村の里山でアウトドア教室

信濃毎日新聞(2021年2月22日)

 キャンプの技術や防災対策の教室を運営する「すえなみブッシュクラフトスクール長野」(松本市)は21日、大人向けのアウトドア教室を山形村のなろう原公園近くの里山で開いた。県内の男女4人が参加。ロープの結び方や、山に落ちている木の枝を支柱にしたタープ(日よけ)の張り方などを学んだ。

 「密」を避けられるアウトドアに注目が集まる中、スクール代表の末次(すえなみ)克洋さん(43)が企画した4回連続講座の1回目。自然にある物を最大限生かしたキャンプの技術を身に付ける。

 タープは、参加者が自分1人で張った。長野市から参加した増沢珠美(たまみ)さん(50)は「道具を買いそろえなくても楽しめるアウトドアに興味があった。できるか心配だったが面白い」と話した。

 末次さんは「人が入らずに荒れてしまう里山も多いが、楽しみながら自然と親しむ人が増えれば、荒廃が進む状況も変わるのではないか」と期待を込めた。

 教室は連続でなくても参加可能。次回は3月21日に松本市周辺の里山で開き、ナイフを使った木の枝の切り方などを学ぶ。有料。申し込みは末次さん(電話090・9122・6032)へ。

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