安曇野市豊科南穂高の水田で19日、7色の稲で大相撲の御嶽海関(上松町出身)を表現した「信州安曇野田んぼアート」の公開が始まった。約70アールの水田に緑や白、黄色の稲で立ち合いの瞬間の御嶽海関を浮かび上がらせ、迫力たっぷりに仕上げた。あいにくの雨の中、近隣住民らが見物に訪れた。
市観光協会などでつくる実行委員会が企画。「がんばれ!御嶽海!」などの文字を添え、激しく打ち寄せる荒波も表現した。実行委によると、7、8月にかけて稲が隙間なく生えて色の鮮やかさも増すという。松本市の自営業佐々木一(はじめ)さん(70)は「2週間ぐらいしたらまた見に来たいですね」と話していた。
近くの展望台(一般300円、小学生100円)から全体を見渡せる。9月26日まで。