山ノ内町の志賀高原の土地を所有する一般財団法人和合会は1日、同高原の横手山(2307メートル)で開山祭を開いた。例年なら志賀山(2035メートル)でも開山祭を開いているが、新型コロナウイルス対策のため規模を縮小。2年連続して横手山だけの開催となった。
霧雨の中、横手山神社に同会の役員ら計17人が集まり、夏山シーズンの安全を祈願した。宮司が祝詞を上げ、玉串をささげて拝礼した。志賀山の志賀山神社のご神体も横手山に招いており、同様の神事を行った。
同会の児玉市郎次理事長(68)は「一日も早く新型コロナ前のようになって、大勢の観光客に志賀高原の爽やかな大自然を楽しんでもらいたい」と話していた。