市場に出荷される直前の中野市産のサクランボ

市場に出荷される直前の中野市産のサクランボ

長野県 志賀高原・飯山・北信濃 特産

「宝石箱のよう」最上級は40個入り2万円、つやも甘さも上々のサクランボ 中野市でハウス栽培物の出荷始まる

信濃毎日新聞(2024年4月5日)

 今季の信州産フルーツの皮切りとなるハウスサクランボの出荷が4日、県内一の産地の中野市で始まった。2、3月に気温が激しく変化し、温度管理などに難しさがあったものの、甘さがあり、つやと張りも良い上々の出来という。

 同市若宮の中野市農協の共選所には同日朝、農家が丁寧に箱詰めし、宝石箱のように仕立てられた「佐藤錦」が並んだ。農協職員が計27キロを検品した後、東京、名古屋、大阪の市場に出荷した。最上級のきり箱入り2Lサイズ(40個入り)は、店頭で2万円ほどの値が付く見通しだ。

 県内生産量の約6割を占める同市産のサクランボの出荷は5月中旬がピークで、7月初旬まで続く。同農協サクランボ部会長の徳武英明さん(53)は「例年以上の品質に仕上がった」と胸を張った。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024040400787
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