金沢21世紀美術館で6日、能登半島地震後初めてとなるコレクション展「ポップ・アップ・アート」がスタートする。2004年の開館以来、20年にわたって収集した約20点を、交流ゾーンを全面的に活用して配置する。
円形ガラス張りの建物を活用し、来場者が交流ゾーンに沿って館内を回ると、映像、立体、平面に加え、空間を生かしたインスタレーション作品などが次々と現れる仕掛けとした。
階段の吹き抜け空間には、プラスチック容器や毛糸などの日用品をらせん状に形作り、制作したインスタレーション作品を設置。ペンライトで空中に光の軌跡を描き、長時間露光のカメラを使って制作したアニメーション、実際に乗って館内を周遊できる個性あふれる三輪車などもある。
7月15日まで。会期中はパフォーマンスシリーズと題し、今月20日に「琵琶&声楽コンサート」、5月31日に「フルート&ダンスパフォーマンス」、6月15日に「ピアノ連弾コンサート」が催される。