23日朝の諏訪の最低気温は0・4度。年が明けて初めて氷点下にならず、3月下旬並みの暖かさだった。諏訪湖の氷は沿岸の一部を除いてすっかり解けていた。
長野県諏訪市の高島城では、御神(おみ)渡りの企画展を2月28日まで開催中だ。湖面の拝観式や、諏訪大社への「注進奉告式」などを写真で紹介。結氷の記録「御渡(みわたり)帳」の写真も展示、解説している。1868(慶応4)年の城下町図の複製からは、かつて高島城近くからも御神渡りの筋が発生していたことが分かる。
企画展を担当する学芸員の日野正祥(まさよし)さん(26)は「地元と御神渡りの関わりを学びながら、全面結氷に期待を寄せてほしい」。