茅野市北山の白樺湖ロイヤルヒルスキー場で25日、同スキー場スキースクール校長の北沢沢登(さわと)さん(60)らが考案した滑走用具「スノードライブ」の試乗会があった。開発や製造の関係者ら50人が完成を祝い、地元の子どもたちや親子連れが滑降を楽しんだ=写真。
スノードライブは、スキー板の上に、柔軟性や耐久性に優れた高分子ポリエチレン製ハンドルバーと座席を取り付けたそりのような乗り物。重さ約3キロ、高齢者や子どもも扱え、「孫と楽しめる冬のスポーツ」とPRしている。
児童らはインストラクターから「右手をハンドルから放して水平に上げると右に曲がる」「危ない場合は自分で横に転ぶ」などと約15分、講習を受けた。その後はコースに出て、歓声を上げて滑った。
北沢さんは「スキー未経験者もすぐにゲレンデに出て楽しめる」。雪になじみがない台湾や東南アジアからの観光客にも売り込む考えという。
貸し出しは1日3500円、半日2千円。初回に限り、扱い方やマナー、安全についてなど2時間の講習(3千円)を受ける必要がある。問い合わせは同スキー場(電話0266・68・2120)へ。