諏訪地方観光連盟は8日、県内外で諏訪地方をPRする「諏訪エリア観光宣伝大使」を選ぶコンテストを諏訪市内で開いた。茅野市の大学生倉橋湖都(こと)さん(22)、岡谷市のみそ醸造会社勤務佐々木愛さん(27)、下諏訪町の契約社員小野雅世さん(27)を選んだ。任期は2017年3月まで。諏訪大社御柱祭を16年に控え、増えることが予想されるPRの機会を生かし、観光客を呼び込む。
コンテストには、学生や会社員、自営業者など諏訪6市町村の22〜72歳の男女13人が応募。山田勝文・諏訪市長や浜康幸・下諏訪商工会議所会頭ら観光や商工に関係する11人が審査した。1次審査は自己PRと司会者のインタビューを、2次審査は審査員の質問に答える内容で行った。
6人に絞られた2次審査では、審査員が「『諏訪人』とはどういう存在だと思うか」と質問。6人は、御柱祭や精密機械産業を発展させてきたことなどを例に挙げ、「熱い心を持った人」「真面目で仕事に対して愛情を持っている人」などと答えていた。
表彰式で、佐々木さんは「諏訪の酒やみそなどの良さを多くの人に知ってほしい」と抱負を述べた。