山ノ内町志賀高原の丸池、蓮池両スキー場で4月5日、地元旅館業者らが雪の斜面を自転車で走って競う「第1回ファットバイクダウンヒル」を企画している。冬季の営業を3月末〜4月初めで終えるスキー場の有効活用が狙い。参加者を募っている。
サンバレー旅館組合と蓮池、丸池地区の宿泊業者らでつくる丸池蓮池発展会の主催。同旅館組合によると、ファットバイクは、一般的なマウンテンバイクよりもタイヤが太く、雪の上でも沈みにくいため「独特の乗り心地が楽しい自転車」という。
当日は午前9時に競技を始める予定。レースはゲレンデに設定した全長約2キロのコースを2〜3人が同時にスタートする。予選と決勝を行い、バーベキューの昼食後に、表彰式を行う。
参加資格は中学生以上で、ヘルメットやグローブを着用し、傷害保険に加入が必要。ファットバイクは貸りることができ、マウンテンバイクでの参加も受け付ける。試行的な大会のため、参加費は無料。昼食は千円。前日の宿泊希望者は3千円で宿泊施設を利用できる。定員は30人程度。
サンバレー旅館組合の岡沢健さん(38)は「雪があるのに利用できないのはもったいないと思っていた。参加した人に感想をいただき、来年以降の大会につなげていきたい」と話している。問い合わせは岡沢さん(電話090・7826・0188、電子メールken@villa―alpen.com)へ。