山ノ内町穂波地区の農家らでつくる地域おこしグループ「ほなみ村」は19日、同地区にある雪室(ゆきむろ)に2月上旬から貯蔵していたリンゴ「サンふじ」を取り出した。大型連休に合わせて25日~5月6日、地元の道の駅「北信州やまのうち」で、「雪中りんご」として3、4個入り1袋400円(税込み)で販売する。
コンクリート壁で囲った約20平方メートルの雪室に、リンゴ約4トンをコンテナに詰めて貯蔵。雪をかぶせ、断熱シートで覆っておいた。雪室内は低温、高湿度が保たれているため、昨秋収穫した時の味のまま保存できるという。
19日の作業は会員10人が参加。甘い香りが漂う中、リンゴを軽トラックで運び出した。同グループ事務局の山本岩雄さん(63)は「後を引くような甘味が雪中りんごの特徴」とPRしていた。
希望者に直送でも販売する。問い合わせは山本さん(電話0269・33・1685)へ。