長野市や金沢市などは17日まで、北陸新幹線(長野経由)を利用した両市への海外旅行者の誘客を図ろうと、欧州の旅行代理店関係者に観光地を紹介するツアーを開いている。英国、フランス、ドイツの旅行代理店関係者3人が参加。13日は長野市戸隠地区を訪れた。
ツアーは、観光庁が地方自治体などと連携して外国人旅行者を呼び込む「ビジット・ジャパン事業」の一環。3人は11日に来日し、長野市の善光寺や同市松代地区の真田宝物館などを見学した。13日は戸隠地区の鏡池を訪れた後、戸隠流忍法資料館や忍者からくり屋敷を見学。戸隠神社奥社も参拝し、「杉並木が素晴らしい」と感嘆の声を上げていた。
英国の旅行代理店に勤めるリン・デイビスさん(42)は「イギリスと長野は、市街地と自然が隣接しているなど共通点がたくさんあって楽しめる。東京や京都以外にも、行ってみるべき所はたくさんある」と話していた。
3人は14日から金沢市に滞在し、兼六園などを訪れる予定だ。