上田市の上田城跡公園内にある「信州上田真田丸大河ドラマ館」で5日、戦国大名・真田氏ゆかりの東北3市町でつくる「みちのく真田ゆかりの地観光振興協議会」が、特産品などを販売するコーナーを初めて設けた。6日まで設置する。
3市町は、真田信繁(幸村)の娘や息子が暮らした秋田県由利本荘市、宮城県白石市、同県蔵王町。NHK大河ドラマ「真田丸」放送に合わせ、連携して観光客を呼び込もう―と昨年末に同協議会を結成した。今回は、ともに娘が暮らした由利本荘市と白石市が出店。由利本荘市はワインの試飲コーナーを設け、秋田地方の伝統的な漬物「いぶりがっこ」、かりんとうを販売。白石市は「白石戦国武将隊奥州片倉組」が白石城のグッズなどを販売した。
かりんとうを買った長野市の女性(32)は「現地に行ってみたいがなかなか行けないので、こうしたコーナーがあると楽しい」と話していた。