世界中で親しまれるアニメ「くまのプーさん」に関する資料約400点を展示する展覧会(信濃毎日新聞社など主催)が23日、長野市若里の水野美術館で始まった。県内外から訪れた親子連れやカップルらが、めったに見ることができないアニメ映画の原画などに見入った。
「くまのプーさん」(1926年)は英国の劇作家アラン・アレクサンダー・ミルンが、幼い息子のために部屋にあった縫いぐるみを主人公に創作した。会場にはディズニー映画になった1960年代以降の貴重な資料も展示。米国の「ウォルト・ディズニー・アーカイブス」が所蔵する映画のセル画や模型、フィギュアのほか、歴代作品の映像も流れている。
安曇野市の豊科高校2年、根本優さん(16)は幼稚園のころからのファン。「映画の基になるセル画が見られるなんて。ずっといても飽きない」と興奮気味だった。
5月29日まで(月曜休館)。午前9時半〜午後5時半。一般千円、中高校生700円、小学生400円。