諏訪大社御柱祭は下社里曳(び)き2日目の15日、諏訪郡下諏訪町の春宮境内で「春宮二」「春宮四」の「建て御柱」が行われた。この日も天気に恵まれ、町内の秋宮を目指す御柱4本が進んだ国道20号などは人々で埋まった。諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センターによると、氏子と観衆を合わせた人出は26万4千人で、16日の最終日を前に祭りの熱気はピークに達した。
午前10時前に始まった「春宮四」の建て御柱はスムーズに進み、おんべを力強く振る氏子を乗せて40分ほどでほぼ直立した。続いて「春宮二」も建て御柱を終えた。歩行者専用となった下諏訪町中心部の国道20号などは混み合い、騎馬行列や長持ち、花笠踊りなどが観光客の目を引きつけた。
秋宮の御柱4本も予定通りに曳行(えいこう)を終えた。16日は「春宮三」と秋宮の4本の建て御柱が行われる。