上田市役所1階ロビーに巨大な真田幸村(信繁)像が登場し、訪れた市民を驚かせている。真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備え」に身を包んだ像は高さ約3メートル。安曇野市の自動車修理業宮島千里さん(66)が作り、市が借りて展示した。
5年ほど前から手作りの甲冑を着て地域のイベントなどに出ているという宮島さん。NHK大河ドラマ「真田丸」の放送を受け、高さ約4メートルと3メートルの大型作品2体を制作した。今年2~5月に安曇野市役所に展示した際、訪れた上田市の母袋創一市長の目に留まり、1体を借りることになった。
上田市役所を訪れた市内の女性(82)は「大きくてびっくり。手の込んだ造りですね」。材料はアルミ板や古着の着物、「真田ひも」などで、宮島さんは「大河ドラマで県全体が盛り上がってほしい」と話している。8月末まで展示する予定という。