釣り上げたアユを手にする人=22日午前9時38分、上田市の依田川

釣り上げたアユを手にする人=22日午前9時38分、上田市の依田川

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引きの強さが魅力、アユの友釣り解禁 上田市などの千曲川水系

信濃毎日新聞(2024年6月23日)

 上小漁業協同組合(上田市)管内の千曲川やその支流計7河川で22日、アユの「友釣り」が解禁された。漁協によると5月上旬から9回に分け放流したアユの成育は順調。シーズン到来を待ちわびた釣り人たちが各河川でさおを出し、縄張り意識を持つアユの習性を生かした友釣りを楽しんだ。

 上田市生田の依田川には朝から愛好者が訪れた。友釣りは針に付けたおとりのアユを縄張りに泳がせ、追い払おうと体当たりしてくるアユを釣る方法で、引きの強さが魅力。15センチほどのアユを釣った男性は「ちょっと小さいけど今シーズンの一匹目はうれしい」。群馬県桐生市の会社員久保田敏夫さん(69)は「よく釣れるので毎年来ている」と話した。

 漁協が解禁前に試し釣りをしたところ体長は15~18センチが多く、成育が順調であることを確認。北條作美組合長(75)は「今後、水温の上昇など(アユが活発化する)条件が整えば、釣果も上がる」と話した。

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