信州東御市振興公社が運営する温泉宿泊施設「明神館」(東御市八重原)支配人の堀雅明さん(48)=東御市和(かのう)=が、戦国時代に貨幣として流通した「永楽通宝」のレプリカ(複製)6枚に「真田ひも」を付けた「六道の御守真田六連銭」を商品化した。戦国大名・真田氏の家紋「六文銭」をイメージし、お守りやペンダントとして使ってもらう。
堀さんは自宅がある和の東深井地区で、歴史の古い住宅の鬼瓦に六文銭の模様が入っていることに着目。5年ほど前から真田氏にちなんだ商品化のアイデアを温めてきた。昨年、佐久市のみやげ品メーカーに頼んでアルミ製のレプリカを900枚作成。今月8日、真田の氏神とされる東御市本海野の白鳥神社で商品に祈とうをしてもらった。
NHK大河ドラマ「真田丸」の放送で真田氏への関心が高まっているが、「一時のブームで終わらせず、六文銭に込められた思いが続いてほしい」と堀さん。「ドラマでも描かれる真田氏の家族や領民への愛が、持つ人に継承されればうれしい」と願う。
東御市和の日帰り温泉施設「湯楽里(ゆらり)館」物産センターで2500円(税別)で販売している。問い合わせは物産センター(電話0268・64・0113)へ。