諏訪郡富士見町の魅力を海外に発信しようと活動するグループ「YatsugatakeFujimiTrail(ヤツガタケ・フジミ・トレイル、YFT)」は5日、国内在住のロシア人とウクライナ人計10人を招き、2日間の日程で町内ツアーを始めた。外国人が町内の自然環境などをどう感じるかを把握する目的で、今後のツアーを考える上で参考にしようと企画した。
YFTは、都内在住で週3、4日は富士見町を中心に登山ガイドとして働く守岡伸彦さん(54)や、同町の富士見高原リゾートなどで構成し、4月から活動。町の地域資源を生かした海外からの誘客を模索している。
5日は同町・伊那市境の入笠山に登った後、町内の立場川キャンプ場に移動して町民約10人と合流。たき火を囲んで町内産の鹿肉や野菜を使った料理を楽しんだ。ロシア出身の菊池ナディアさん(38)=東京=は、「キャンプ場がカラマツに囲まれていて、ロシアの森に雰囲気が似ている」と話していた。
6日は町内で富士山や南アルプスの眺望を楽しめる「創造の森彫刻公園」などの観光を予定している