NHK大河ドラマ「真田丸」の衣装や小道具などを展示する上田市の「信州上田真田丸大河ドラマ館」の入館者が5日午前、目標の100万人を達成し、東京都府中市から訪れた不動産業の金田健二さん(66)一家6人に旅行券や地元産イチゴが贈られた。
上田市によると、大河ドラマ館の入館者数としては、2008年の「篤姫(あつひめ)」(約67万人)以降では最多という。
上田城跡公園にある同館で開かれた記念式典で、金田さん一家と関係者らがくす玉を割って節目を祝った。金田さんは「真田丸は子どもから大人まで共鳴できた。知恵を使いながら生きていく姿は長野県が教育県として知られる原点ではないか。また長野に来たい」。陣羽織姿の母袋創一市長は「金字塔の100万人目を迎えられた。今年は酉(とり)年だけに、運気やにぎやかさを取り込み、飛躍の年にしたい」と話した。
大河ドラマ館は昨年1月17日に開館。入館者は7月末に当初の年間目標50万人に達し、市は目標を100万人に切り替えていた。ドラマ館は15日まで営業する。開館時間は午前9時〜午後5時。