上田市で開かれた「真田丸」最終回の観賞会(昨年12月)。ドラマ放送中を中心に市内ではさまざまな催しがあり、盛り上がりを見せた

上田市で開かれた「真田丸」最終回の観賞会(昨年12月)。ドラマ放送中を中心に市内ではさまざまな催しがあり、盛り上がりを見せた

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「真田丸」上田と「orange」松本 ロケーション大賞で受賞

信濃毎日新聞(2017年1月13日)

 戦国武将・真田信繁(幸村)の生涯を描き昨年放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」と真田氏ゆかりの地の上田市が12日、ロケ地や物語の舞台を盛り上げた映像作品と地域を表彰する「第7回ロケーションジャパン大賞」で、準グランプリに選ばれた。県内では他に、青春純愛映画「orange―オレンジ―」(2015年12月公開)とロケ地の松本市が「行楽部門」で部門賞を受けた。

 同大賞は、テレビドラマや映画のロケ地を紹介する情報誌「ロケーションジャパン」(発行・地域活性プランニング、東京)が企画し、同日発表した。記事は同誌2月号(14日発売)に掲載される。

 今回の対象は15年11月〜16年9月の作品で、選考基準は、読者5100人の投票による「支持率」、地域で作品の世界観が楽しめるかを見る「ロケ地行楽度」、ロケへの協力態勢を評価する「撮影サポート度」、地域に与えた影響を評価する「地域の変化」の4項目。支持率以外は、同誌編集部が現地取材もして独自にポイントを付けた。その結果、「真田丸」と上田市は769点で2位。グランプリの映画「ちはやふる」と大津市は775点だった。

 同誌編集部によると、上田市は市シティプロモーション推進室による撮影協力やイベント運営がスムーズだったことが評価された。担当者は「真田丸に関するメディア露出も多くプロモーションの準備が群を抜いていた」とした。

 映画「orange」は、松本市在住の高野苺(いちご)さんが同市を舞台に描いた青春漫画を実写化。全編を県内で撮影した。同誌の担当者は「主題歌を歌うコブクロのライブを実現するなど盛り上がりを見せた」と評価した。撮影を支援した松本観光コンベンション協会の清水政義フィルムコミッション担当課長(54)は「全国の若者が松本を訪れるきっかけになればいい」と期待した。

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