NHK大河ドラマ「真田丸」の衣装や小道具を展示した上田市の「信州上田真田丸大河ドラマ館」が15日、1年間の営業期間を終えて閉館した。閉館セレモニーには急きょ、ドラマで「こう」役を演じた長野里美さんが参加。市民ら約500人を前に感謝の気持ちを述べた。
昨年1月17日開館のドラマ館の入館者は103万5208人に上った。長野さんは「私の旦那様(真田信之役の大泉洋さん)とか大殿(真田昌幸役の草刈正雄さん)とか、三谷(幸喜)さんまで来たいと言っていた。きっと春に呼んでくださるんですよね」と語り掛けて会場を沸かせ、「本当に1年間ありがとうございました」と頭を下げた。
セレモニーには、制作統括の屋敷陽太郎NHKチーフプロデューサーらも駆け付けた。母袋創一市長は「真田の郷(さと)上田の魅力発信を抜かりなく進めたい」と力を込めた。
市は今後、建物内を改装し、4月から真田氏ゆかりの品などを独自に展示する特別企画展を始める予定。