本年度、過去最高の入場者が訪れた上田城跡公園の櫓門=16日、上田市二の丸

本年度、過去最高の入場者が訪れた上田城跡公園の櫓門=16日、上田市二の丸

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「真田丸」効果波及 上田の関連4施設全て入場者最多

信濃毎日新聞(2017年1月17日)

 上田市内にある戦国大名・真田氏関連観光4施設の本年度入場者数が、12月末現在で既に昨年度1年間の実績を上回り、いずれも過去最多に上ることが16日、分かった。昨年放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」の効果が各施設に波及。今後はドラマの終了に伴う反動減が予想されるが、各施設とも引き続き企画展を開くなど工夫を凝らし、減少幅を抑えたい考えだ。

 各施設の本年度入場者数(12月末現在)は、上田城跡公園の南北櫓(やぐら)・櫓門が対前年度比2・0倍の30万7899人、市立博物館が同2・3倍の26万6143人、真田氏歴史館が同1・9倍の12万6783人、池波正太郎真田太平記館が同1・1倍の4万9701人に上った=グラフ。

 NHKは2014年5月、16年の大河ドラマが上田市ゆかりの戦国武将・真田信繁(幸村)の生涯を描く「真田丸」に決まったと発表。間もなく、各施設の入場者が増え始めた。

 4施設の入場者合計は、14年度が20万8184人、15年度が38万1104人。16年度(12月末現在)は75万526人に上り、大河ドラマが決まる前の13年度と比べて4・3倍にまで伸びている。

 南北櫓・櫓門と市立博物館は入館者103万人超を集めた「信州上田真田丸大河ドラマ館」に隣接しており、特に効果が大きかった。「入場者数は当初想定した例年の2倍を大幅に上回り、例年の4倍を超えた」と、同博物館の倉沢正幸館長。大河ドラマに併せてこれまでに特別企画展を4回開いたが、倉沢館長は「2月から真田関連の企画展を始める予定。引き続き、大勢の人に楽しんでもらえる企画を考えていきたい」と話している。

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