上田市などの有志でつくる「NHK大河ドラマ『日本一の兵真田幸村公』放映の実現を願う会」の解散式が25日、市内であった。全国で83万9千人余の署名を集め、大河ドラマ実現に奔走した組織も幕を閉じた。
同会は2009年発足。約180人が出席した解散式では、真田信繁(幸村)の生涯を描いた昨年の「真田丸」放送に至るまでの経緯が寸劇などで紹介され、実を結んだ活動を振り返った。
「やり遂げたという一言」と宮下省二会長代行(67)は万感迫る表情。最後は六文銭の鉢巻きをした役員の発声で、勝ちどきならぬ三本締めの音が会場に響き渡った。